19日の新興市場では通貨と株式が下落。予想を上回る米経済指標によって米金融当局による利上げの論拠が強まり、リスクが高めの資産の魅力が後退した。通貨ではトルコ・リラが下げた。

  19日発表された米経済指標では住宅着工件数が市場予想以上に増加したほか、新規失業保険申請件数の減少が示され、米10年物国債利回りは今年の最高水準に上昇。新興市場の資産の価値は低下した。ABNアムロの通貨・商品ストラテジスト、ジョルジェット・ブーレ氏(アムステルダム在勤)は「米10年債利回りの上昇は新興市場通貨の支援材料にはならない」と話した。

通貨

  • MSCI新興市場通貨指数はニューヨーク時間19日午後4時(日本時間20日午前6時)現在、0.5%低下
  • ブルームバーグが調査する24の新興市場通貨のうち15通貨が下落。
  • トルコ・リラは今年の下げが8%に拡大した。ウニクレディトはトルコの政策は過度に緩和的だと指摘
  • 韓国ウォンは0.9%安。韓国銀行(中央銀行)金融通貨委員会のメンバーは、既に過去最低水準にある政策金利をさらに引き下げる可能性に言及

株式

  • MSCI新興市場指数は0.4%低下し、3日ぶりに下げに転じた
  • ブラジルのボベスパ指数は0.3%安。鉄鉱石生産のヴァーレが安い

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Emerging-Market Currencies Decline Amid Fed Bets as Lira Tumbles(抜粋)

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