テスラモーターズの運転支援システム「オートパイロット」を装備した車両の死亡事故を調査していた米道路交通安全局(NHTSA)は19日、リコール(無料の回収・修理)を必要とする欠陥は見つからなかったとして調査を終了した。

  米海軍特殊部隊の元隊員でテスラ車の愛好家だったジョシュア・ブラウンさんは昨年5月、走行中の電気自動車「モデルS」セダンがフロリダ州のハイウエーで横切ってきたセミトレーラーの側面に衝突し、死亡した。明るい空を背景にトレーラーの白い側面をブラウンさん、またはオートパイロットが認識した形跡はなく、ブレーキは踏まれていなかった。

  NHTSAは発表資料で、「安全面の欠陥のトレンドは今回特定されず、この件についてさらなる調査は必要ないとみられる」と説明した。

  テスラのイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)はツイッターで、NHTSAの報告書は「非常にポジティブ」だと述べ、自動操縦システムを導入して以降、同社車両の衝突率が40%近く減少したことを示すデータを挙げた。

  テスラは電子メールで配布した資料で、「NHTSA報告書の徹底さと結論を感謝する」とコメントした。

  米国家運輸安全委員会(NTSB)もこの事故に関する調査を実施中。報道官のクリストファー・オニール氏によると、夏の早い時期までに結論を出す計画という。NTSBは独立した機関で、監督権限はない。

原題:Tesla Avoids Recall as U.S. Closes Autopilot Death Probe (2)(抜粋)

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