19日のニューヨーク外国為替市場では、ドルが一時の上げを失う展開。トランプ次期大統領の就任式をあす20日に控える中、午後に入り同氏の政策が成長押し上げにつながるか見極めようと慎重姿勢が広がった。

  午前中は欧州中央銀行(ECB)による刺激策維持の方針を受けてドルが買われていたが、次期米財務長官に指名されたスティーブン・ムニューチン氏が現在のドルについて「非常に、非常に強い」と発言したことをきっかけに、上げを縮め始めた。

  ニューヨーク時間午後5時現在、主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は前日比ほぼ変わらずの1257.95。ドルはユーロに対し0.3%安の1ユーロ=1.0664ドル。ドルは対円では0.2%高の1ドル=114円86銭。一時115円台まで上げる場面もあった。

  ECBはこの日、量的緩和(QE)プログラムの下での債券購入について昨年12月の決定通りで継続することを決めた。政策金利の据え置きも決定した。 

  ムニューチン氏は19日行われた指名承認公聴会での質疑応答で、ドルについて「重要なのは長期的な強さ、つまり長い期間にわたる強さである」と発言し、「ドルは極めて長い間、最も魅力的な通貨であり続けている。それが重要であり、今はかつてないほどそれが顕著に表れている」と続けた。

  現在のドルについては「非常に、非常に強い。そして世界中の人がドルへの投資を望んでいるのが分かる」と述べた。

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原題:U.S. Stocks Fall With Treasuries as Dollar Weakens: Markets Wrap(抜粋)
原題:USD Gains Fade to Losses; Traders Square Positions Into Close(抜粋)
原題:Mnuchin Says Long-Term Strength of U.S. Dollar Is Important (2)(抜粋)

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