米ゴールドマン・サックス・グループのロイド・ブランクファイン最高経営責任者(CEO)は、英国の欧州連合(EU)離脱決定によってニューヨークが既に「若干の恩恵を受けている」と語った。ゴールドマンはロンドンに業務を集中させる動きにブレーキをかけたという。

  同CEOは19日世界経済フォーラム年次総会が開催中のダボスでブルームバーグテレビジョンのインタビューに応じ、「当社の世界的な潜在能力を最大にするためにできるだけ英国に業務を集めるようにしていた」とした上で、業務を再び移さなければならなくなるのを避けるために「この動きを減速させている」と語った。

  ロンドンからEU全域にサービスを提供する権利を失うことを想定して銀行は人員の配置転換について検討を進めている。ゴールドマンはロンドンの従業員数を半分の3000人程度に減らす可能性があるとドイツ紙ハンデルスブラットが報じたが、同社広報担当は18日、まだ何も決定していないと述べた。

  ブランクファインCEOは移転先となる可能性のある都市について「一つまたは2、3の都市になるのか分からない」として、かつては欧州全体に散らばっていて、パリやフランクフルト、ミラノなどに大きな営業拠点があったと語った。「最も効率の良いやり方というわけではなかったし、最も安全ということもなかった。監視が行き届くように1カ所に集める方がいいし、散らばっているとテクノロジーのコストも高い」と述べた。

  しかしながら、「そういうやり方についてのノウハウもある。やったことがあるからだ」と語った。どの業務を移すかを判断するには時期尚早だとし、急ぐ必要はないとの考えも示した。

 

原題:Goldman Sachs’s Blankfein Says New York Is a Brexit ‘Gainer’(抜粋)

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