中国メディア界の大物で大連万達集団を率いる王健林氏は、米ハリウッドの映画会社が売りに出されば「喜んで買う」と話す。その上で、20日就任するトランプ次期米大統領に対し、米エンターテインメント産業への中国投資の審査厳格化を求める声に抵抗するよう促し、そのような規制強化は米中双方の利益を損ねかねないと警告した。

  資産家で大連万達の会長を務める王氏はスイスのダボスで開催されている世界経済フォーラム(WEF)年次総会のパネル討論会で、ブルームバーグ・ニュースのジョン・ミクルスウェイト編集主幹に対し、「米国が中国資本を阻止することがあれば、中国は保護主義的措置で報復できる。そうなれば誰にとっても良くないだろう」と主張。「エンターテインメントをめぐる争いはやめよう」と付け加えた。

  大連万達は昨年、ハリウッド版の「GODZILLA ゴジラ」などを手掛けたレジェンダリー・エンターテインメントを買収。ハリウッドの大手映画会社を所有する初の中国企業になった。

  昨年11月には「ゴールデン・グローブ賞」などの番組を制作する米ディック・クラーク・プロダクションズの買収で合意。大連万達は、傘下のAMCエンターテインメント・ホールディングスがカーマイク・シネマズを買収したことで、米最大の映画館運営会社となっている。

原題:Chinese Mogul Urges Trump Against Scrutinizing Media Investments(抜粋)

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