トランプ次期米大統領が次期財務長官に指名したスティーブン・ムニューチン氏は、19日に上院金融委員会が開く指名承認公聴会で、金融危機の際に融資と差し押さえの不公正な慣行が批判された住宅金融会社をめぐり、同社のオーナーだった自らの過去を擁護する証言を行う見通しだ。

  ムニューチン氏は「財務長官に指名されて以降、私が金を稼ぐために他人の苦境につけ込んだかのような中傷を受けてきた。それは事実と全く異なる」と主張する。指名承認公聴会のために準備された証言テキストをブルームバーグが入手した。

  ムニューチン氏と投資家グループは経営破綻したインディマックを2008年に米政府から買収。ワンウェストと改名後、1年以内に黒字化に成功した。買収された時点で、インディマックは過去最悪のモーゲージポートフォリオを保有する金融会社の一つだったと同氏は説明してきた。同氏はトランプ次期大統領の就任式を翌日に控えた19日の公聴会で、インディマックへの関与をめぐり、指名承認の妨害を目指す上院民主党議員から厳しい質問にさらされる可能性が高い。

  同氏は「われわれが買収していなければ、インディマックは分割後に民間投資家に切り売りされ、消費者にとってさらに厳しい結果となった可能性がある。インディマックの融資ポートフォリオに存在したリスクの高いローンの組成に私のグループは一切関与していない」と釈明する。

原題:Mnuchin Deflects Democrat Attack by Defending OneWest Record (1)(抜粋)

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