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●日本株続伸、米金利上昇と円安で業績期待が復活-景気敏感、銀行上げ

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  東京株式相場は続伸。米連邦準備制度理事会(FRB)のイエレン議長が米国経済に自信を示し、米長期金利が上昇、為替もドル高・円安に振れたことを好感した。企業業績に対する楽観的な見方が復活し、自動車など輸出株、海運株など景気敏感セクター、銀行株中心に高い。

  TOPIXの終値は前日比14.29ポイント(0.9%)高の1528.15、日経平均株価は177円88銭(0.9%)高の1万9072円25銭。日経平均は3日ぶりに1万9000円台に戻した。

  しんきんアセットマネジメント投信の鈴木和仁シニアストラテジストは、米国の消費者物価指数(CPI)でインフレ加速が示唆されたほか、「米景気にかなり慎重とみていたイエレン議長が利上げに前のめりになった印象。ことしの米利上げは6月と12月の2回と予想していたが、3回になることも念頭に置かないといけない」と指摘。完全雇用のような状況でインフラ投資や減税など米次期政権の政策が打たれるため、「米長期金利は高止まり、ドル高・円安基調が続く」との見方を示した。

  東証1部の売買高は22億5444万株、売買代金は2兆2667億円。値上がり銘柄数は1546、値下がりは364。東証1部33業種は海運、銀行、パルプ・紙、輸送用機器、非鉄金属、空運、ガラス・土石製品、証券・商品先物取引、機械など30業種が上昇。鉱業、石油・石炭製品、小売の3業種は下落。鉱業や石油は、前日のニューヨーク原油先物の下落がマイナス材料となった。

  売買代金上位では、三菱UFJフィナンシャル・グループやファナック、第一生命ホールディングス、商船三井が買われ、JPモルガン証券が目標株価を上げたホンダも高い。半面、米原子力事業での損失が7000億円規模の可能性と共同通信が報じた東芝は急落。空売り調査会社のウェル・インベストメンツ・リサーチが「売り」を推奨したユーグレナも安い。

●長期金利が1カ月ぶり高水準、5年入札低調で売り-大統領就任式待ち

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  債券相場は下落。長期金利は1カ月ぶりの水準まで上昇した。この日に実施された5年利付国債の入札が低調な結果となったことを受けて売り圧力が強まった。

  現物債市場で長期金利の指標となる新発10年物国債の345回債利回りは、日本相互証券が公表した前日午後3時時点の参照値を1.5ベーシスポイント(bp)上回る0.06%で寄り付いた。午後に入ると水準を切り上げ、一時0.075%と昨年12月19日以来の高水準を付けた。5年物の130回債利回りはマイナス0.105%と5日以来の水準まで上昇した。

  超長期債も安い。新発20年物の159回債利回りは一時0.615%、新発30年物53回債利回りは0.765%と、それぞれ12日以来の水準まで売られた。

  バークレイズ証券の押久保直也債券ストラテジストは、5年債入札について、「マイナス金利の深掘り観測が吐き出される中では、マイナス0.1%を下回る金利水準で需要は見えてこない」と指摘。「基本的に5年債は相場全体への影響が少ないが、今回は先物も反応して売り圧力が強まる格好となった」と話した。

  長期国債先物市場で中心限月3月物は前日比14銭安の150円18銭で開始。いったん150円20銭まで値を戻した後はじりじりと水準を切り下げた。午後は入札結果を受けて150円00銭と5日以来の水準まで下落。結局は23銭安の150円09銭で引けた。

  財務省がこの日に実施した5年利付国債の入札(130回債リオープン発行、表面利率0.1%)は、最低落札価格が101円01銭と、市場予想の101円06銭を下回った。投資家需要の強弱を反映する応札倍率は3.66倍と前回4.48倍から低下。小さければ好調を示すテール(最低と平均落札価格の差)は6銭と昨年2月以来の水準に拡大した。

●ドルは114円後半、米次期財務長官公聴会や大統領就任式控えもみ合い

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  東京外国為替市場では、ドル・円相場が1ドル=114円台後半を中心に推移した。イエレン米連邦準備制度理事会(FRB)議長の発言などを受け、米金利上昇に伴いドル買いが進んだ海外市場の流れが一服。ムニューチン次期財務長官の指名承認公聴会や週末のトランプ次期大統領の就任式を控えて様子見姿勢が強く、ドル・円はもみ合いとなった。

  午後4時現在のドル・円は前日比ほぼ横ばいの114円61銭。午前には一時114円89銭を付け、先週末以来の高値を更新。その後伸び悩んだが、下値は114円44銭までとなった。

  野村証券外国為替部の高松弘一エグゼクティブ・ディレクターは、「昨日の動きは、トランプ次期大統領のドル高けん制を拡大解釈してドルを売った向きの買い戻しにすぎない」とし、「これ以上買い上がる材料があるわけでもないし、かといってあらためてショートという相場でもない」と指摘。「トランプ就任式の発射台が115円半ばになるどうかというところだろう」と語った。

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