昨年来の商品ブームに一部の年金基金と投資信託が注目している。これらのファンドは5年余り前、前回の商品ブームが失速した際に打撃を受け、復活を望んでいる。

  ソシエテ・ジェネラルとバークレイズによれば、商品の年間リターンが2010年以来のプラスとなったことを受け、年金基金や投資信託は個々の商品市場のほか、ブルームバーグ商品指数やS&P・GSCI指数などへの投資を増やしている。

  8年余り前の世界金融危機の後に続いた低い経済成長とインフレ率から世界がようやく抜け出した兆候が、大口投資家の動機付けになっている。原油価格が安値から2倍に、亜鉛価格は約90%上昇するなど原材料が値上がりしており、商品相場上昇が前回より長期に及ぶ兆候が示されつつある。前回の上昇は11年に下落に転じた。

  565億ドル(約6兆2500億円)を運用するコーエン&スティアーズ・キャピタル・マネジメントの商品戦略担当共同ポートフォリオマネジャー、ベン・ロス氏(ニューヨーク在勤)は「市場関係者は、今回の上昇は本物だという自信を持ち始めている」と指摘。「われわれがカバーしている大半の商品の価格は底入れし、供給過剰の状況から脱した」と述べた。
  
原題:Fund Managers Burned by Last Commodity Slump Want Back In Again(抜粋)

最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE