米ゴールドマン・サックス・グループとシティグループはいずれも、昨年10-12月(第4四半期)の利益がアナリスト予想を上回った。ドナルド・トランプ氏の予想外の大統領選挙勝利が債券トレーディング収入を回復させウォール街全体の利益を押し上げた。

ゴールドマン:10-12月利益と債券トレーディング収入が予想以上

シティ10-12月期、利益が予想上回る-トレーディング収入31%増

  昨年11月の米大統領選挙後に金利や景気の動向予想に基づく投資家の活動が活発化し、JPモルガン・チェースとモルガン・スタンレー、バンク・オブ・アメリカ(BofA)もそろって増益となった。シティは債券トレーディング収入が36%増え7.1%増益、ゴールドマンの債券トレーディング収入は78%増加し利益は前年同期の3倍強だった。

モルガンS:10-12月83%増益-トレーディング好環境17年も継続

JPモルガン:10-12月増益、債券トレーディング収入が予想以上

BofA:10-12月43%増益、トレーディング収入増とコスト減で

  ゴールドマンの2016年収入はここ5年で最低だったが、投資家は同社のトレーディング業務がトランプ次期米大統領の政策から最大の恩恵を受けるとみている。

  バイニングスパークスIBGのアナリスト、マーティー・モスビー氏は「金利上昇と資本の有効活用、歴史的に見て低い信用コストからの恩恵は大手米銀全社の決算に鮮明に表れている。ファンダメンタルなシナリオから欠けたところはない」とコメントした。

  米銀24行で構成するKBW銀行株指数は大統領選以降、今年1月17日までで約20%上昇。この間、ダウ工業株30種平均の構成銘柄で最も上昇率が大きいのはゴールドマンとなっている。

原題:Goldman, Citi Beat Estimates as Trading Buoys Wall Street (1)(抜粋)

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