英銀スタンダードチャータードは、ビル・ウィンターズ最高経営責任者(CEO)の業績回復策が行き詰まる場合、身売りする可能性がある。バンク・オブ・アメリカ(BofA)メリルリンチはこのような見方を示し、スタンダードチャータードの投資判断を「中立」から「買い」に引き上げた。

  アラステア・ライアン氏率いるBofAメリルリンチのアナリストらは17日、顧客向けのリポートで、スタンダードチャータードが他行との競争に苦戦するようなら身売りが「経営陣にとって利用可能で、取締役会が検討する選択肢になるだろう」と指摘。「経営陣は自力の立て直しを図るだろうが、追加的なコスト削減が当然の選択肢にならない。スタンダードチャータードの価値はネットワークにあるが、ネットワーク維持の現在のコストは適正だと考えられる。従って、売却が選択肢として残されると考える」と続けた。

  スタンダードチャータードはアジアなど56カ国で事業を展開する。だが、アジアで企業向けのフルバンキングサービスを手がける競合の2行、HSBCホールディングスとシティグループと比べ資産ベースがスタンダードチャータードには不足しており、「ネットワークを完全に活用できるだけの規模が今や恐らく欠けている」と、BofAメリルリンチのアナリストらは分析した。

原題:StanChart Could Be Sold If Winters Revamp Stalls, Analysts Say(抜粋)

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