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●日本株3日ぶり反発、トランプ氏発言後の円高一服-景気敏感に見直し

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  東京株式相場は3営業日ぶりに反発。トランプ次期米大統領の発言を受けたドル安・円高が一服し、企業業績への懸念が和らぐ中、午後の取引で持ち直した。鉄鋼や海運株など景気敏感セクターが見直され、原油市況の上昇を材料に石油、鉱業など資源株も高い。

  TOPIXの終値は前日比4.76ポイント(0.3%)高の1513.86、日経平均株価は80円84銭(0.4%)高の1万8894円37銭。

  ドルトン・キャピタル・ジャパンの松本史雄ファンドマネージャーは、「景況感は改善を続けており、業績回復期待は根強い。20日の米大統領就任式が終われば、悪材料出尽くしでドル・円、日本株ともに上昇基調に回帰するとの見方から、少し買いを入れたのではないか」とみていた。

  反発のリード役となったのは鉄鋼株など景気敏感セクター。ドイツ証券は、中国の需要回復や供給サイドの改革で恩恵を受けると予想し、新日鉄住金などアジアの鉄鋼メーカー4社の投資判断を上げた。東証1部33業種は鉄鋼のほか、海運、石油・石炭製品、鉱業、証券・商品先物取引、不動産、非鉄金属など25業種が上昇。ゴム製品や医薬品、サービス、食料品など8業種は下落。

  東証1部の売買高は18億1826万株、売買代金は2兆2282億円と代金は前日から6%増加。上昇銘柄数は929、下落は928。売買代金上位では、半導体メモリー事業の分社化を検討する東芝が買われ、メリルリンチ日本証券が目標株価を上げた信越化学工業、クレディ・スイス証券が目標株価を上げた三井不動産と住友不動産も高い。半面、楽天や武田薬品工業は安く、前日にデジタル広告サービスでの不適切業務の調査結果を公表した電通も売られた。

●債券反落、買い入れオペ結果受け-業者在庫だぶつきの可能性との見方

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  債券相場は下落に転じた。トランプ次期米大統領のドル高けん制発言を受けた前日の米国債相場の上昇や円高進行を背景に買いが先行したが、日本銀行による国債買い入れオペの結果が需給の緩みを示すと先物主導で売られた。

  長期国債先物市場で中心限月3月物は前日比7銭高の150円45銭で取引を始め、開始直後に150円49銭まで上昇した。一方、午後は売りが先行して下落に転じ、一時12銭安の150円26銭を付けた。結局、150円32銭で終了した。

  メリルリンチ日本証券の大崎秀一チーフ金利ストラテジストは、この日の国債買いオペについて、「24日に40年債入札が控えているため、在庫を軽くしたい意図が働いたのではないか。昨日の20年債入札は業者が中心だったとみられ、在庫がだぶついていた可能性がある」と言う。

  日銀はこの日午前の金融調節で今月6回目となる長期国債買い入れオペを実施した。応札倍率が残存期間「5年超10年以下」で低下する一方、「10年超25年以下」と「25年超」では上昇した。また、「10年超25年以下」では平均利回り差がマイナス0.001%にとどまった。

  現物債市場で長期金利の指標となる新発10年物国債の345回債利回りは、日本相互証券が公表した前日午後3時時点の参照値より0.5ベーシスポイント(bp)低い0.04%でしばらく推移した後、午後から徐々に水準を上げ、0.055%を付けた。新発の超長期債利回りも午前の取引で前日よりも低い水準で推移したものの、20年物159回債利回りは0.585%、30年物53回債利回りは0.735%、40年物9回債利回りは0.875%へと横ばいの水準まで戻した。

●ドル・円が反発、日本株の上昇受けて買い優勢に-113円台前半

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  東京外国為替市場ではドル・円相場が反発し、1ドル=113円台前半まで水準を切り上げた。前日の海外市場でトランプ次期米政権の経済政策の不透明感などを背景に広範なドル売りとなったが、この日は日本株の上昇などを受けてドル買い・円売りが優勢となった。

  午後4時現在のドル・円相場は前日比0.6%高の113円31銭。前日のニューヨーク市場の流れを引き継ぎ、朝方に一時112円57銭と昨年11月30日以来の安値を更新した。しかし、その後は東京の公示仲値にかけてドル買いが優勢になると、午後に入り日経平均株価が前日比プラス圏を回復して100円超まで上げ幅を拡大したことを受けて113円37銭まで上値を伸ばした。前日急騰したポンド・ドル相場も反落しており、ドルは主要通貨に対して全面高となっている。

  三菱東京UFJ銀行金融市場部為替グループの野本尚宏調査役は、ドル・円相場の反発拡大について「日経平均が戻った動きにドル・円そのものは連れている」と指摘。トランプ次期大統領の政策について議会共和党との関係で実効性に不透明感が生じている懸念はあるものの、「この間のドル・円の下落でドルのショート・ポジションがたまっており、金曜日の就任式に向けて大統領への期待感からポジションの巻き戻しが進む可能性がある」と述べた。上値のめどとしては、「17日のNY時間高値の113円58銭や月曜の高値が近い114円50銭といった水準ではストップロスの買い戻しが加速しやすい」としている。

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