メイ英首相が17日表明した欧州連合(EU)からの離脱計画は、「世界の英国」を期待させるものだったかもしれないが、一部エコノミストからは疑念の声が寄せられた。

  コメルツ銀行のエコノミスト、ピーター・ディクソン氏は電子メールで配信した顧客向けリポートで、EUの単一市場から撤退し、代わりにEUと関税協定締結を目指すとのメイ首相の計画は、英国の戦略をかつてなく明らかにするものだったが、願望を並べ立てたものにすぎないと指摘。「メイ首相が設定した目標を英国がどのように達成するかが明確になると期待する人は失望するだろう。合意の内容自体はEUへの譲歩次第だ。これに関しては、メイ首相の目標がどの程度現実的なのかをEUがまず検討するのをわれわれは待たねばならない」と説明した。

英国の将来は?
英国の将来は?
Photographer: Simon Dawson/Bloomberg

  HSBCホールディングスの主任エコノミスト、サイモン・ウェルズ氏は実際にどのように進むか「依然不透明であり、交渉という難題に挑まねばならない」と述べた。

  ベレンベルクのエコノミスト、カラム・ピカリング氏はメイ氏の「挑戦的な物言い」がより極端な形の断絶に至るリスクを高めており、英経済へのリスクは下振れ方向だと分析した。

原題:May’s Hard Brexit Plan Has Economists Questioning Her Vision(抜粋)

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