17日のニューヨーク銅先物相場は約1カ月ぶりの大幅下落。米中の貿易摩擦や英国の欧州連合(EU)離脱をめぐる懸念が強まった。

  メイ英首相は英国が欧州連合(EU)の単一市場から撤退し、代わって関税についての合意を目指す考えを表明。「スムーズで秩序立った」離脱を目指すとも語った。中国の習近平国家主席は世界経済フォーラム(WEF)年次総会(ダボス会議)での演説で、トランプ次期米大統領や欧州のポピュリストによるグローバル化への批判をけん制した。中国の春節(旧正月)を前に投資家がポジションを縮小していることも銅の下げにつながった。

  ニューヨーク商業取引所(NYMEX)COMEX部門の銅先物3月限は現地時間午後1時12分(日本時間22日午前3時12分)現在、前日比2.4%安の1ポンド=2.625ドルと、中心限月としては昨年12月19日以来の大きな下げ。

  INTL・FCストーン(ニューヨーク)のアナリスト、エドワード・メイア氏はリポートで、「米中間の貿易摩擦が言葉の応酬から実際の政策に転換されるとすれば、先行きの成長見通しに対する市場の信頼を揺さぶり、非鉄金属相場への重しとなる可能性がある」と指摘した。

  ロンドン金属取引所(LME)の銅相場(3カ月物)は1.9%下落した。LMEでは亜鉛とニッケルも値下がり。鉛とアルミニウム、スズは上昇した。

原題:Copper Drops Most in a Month on Brexit, U.S.-China Trade Concern(抜粋)

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