17日の米株式相場は反落。金融株や工業株を中心に売りが優勢になった。ドルが大幅安になったことも嫌気された。

  S&P500種株価指数は前営業日比0.3%下落して2267.89で終了。ダウ工業株30種平均は58.96ドル(0.3%)安い19826.77ドルで終えた。

  トランプ次期大統領は米紙ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)とのインタビューで、ドルは既に「強過ぎる」と指摘し、中国が自国通貨を押し下げていることが一因だと述べた。トレーダーはこの発言をめぐり、ドル全体のことを指しているのか、人民元に対するドルについて言及したのかを検討している。

  金融株は2.3%下落し、最も下げがきつい。主要決算やトランプ相場の弱まりが背景にある。一方、公益事業は1.2%、生活必需品は1.4%それぞれ上昇した。

  シカゴ・オプション取引所(CBOE)ボラティリティ指数(VIX)は5.8%上昇。12月28日以来の大幅な上げとなった。

  情報技術(IT)株は0.4%下落。米反トラスト(独占禁止法)当局が提訴する構えだとブルームバーグが報じたクアルコムは4%下げた。

  一時1.3%下げたヘルスケア株は0.5%下落。

  朝方に四半期決算を発表したモルガン・スタンレーは3.8%下落した。トランプ氏が共和党の法人税案を批判したことも銀行株売りにつながった。

  S&P500種採用銘柄の昨年第4四半期決算は4.3%の増益が予想されている。通期の増益率予想は12%。

原題:Banks Lead U.S. Stock Declines as Dollar Weakens, VIX Jumps(抜粋)
Bank Stocks Tumble on Trump’s Comments After Post-Election Rally

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