米連邦準備制度理事会(FRB)のブレイナード理事は、財政政策をめぐる不確実性は高いとした上で、景気拡大期の現局面において、もっぱら総需要の押し上げを目指す財政政策は、長期の成長押し上げをもたらすことなく、利上げペースの加速を招く可能性があるとの認識を示した。

  理事は17日、ワシントンで講演。事前に配布された原稿によれば、「財政政策の変更が一段と急速なスラックの解消につながるなら、他の全ての条件が同じだった場合、政策調整もより速まる可能性が高い」と指摘。またそうした状況では、金融当局がバランスシートの規模縮小の検討に近づく可能性があるとの見解も示した。

  ブレイナード理事は財政当局について、生活水準の持続的な改善を望むのであれば、生産性向上とより多くの国民の労働力参加に注力すべきだとの認識を示した。

  理事は「経済が完全雇用および2%のインフレ率に近い状況で、もっぱら総需要に影響を与える財政刺激策は、経済活動を持続的に押し上げる可能性は相対的に低く、利上げを伴う可能性が相対的に高い」と述べた。  

原題:Fed’s Brainard Says Fiscal Policy Could Speed Rate Increases(抜粋)

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