メイ英首相は17日、英国が欧州連合(EU)の単一市場から撤退し、代わって関税についての合意を目指す考えを表明した。「スムーズで秩序立った」離脱を目指すとも語った。

  同首相はEUとの明確な別離を目指す決意を示すとともに、離脱をめぐる最終案を議会の採決にかけることも表明した。英国がEUの「良い友人・隣人であることを望む」一方、EUに対しても友好的なモデルを拒否することの弊害を警告した。

  「英国に対する懲罰的な姿勢によって他の国が離脱を選ぶのを防ごうとする声があることを認識している」が、それはEU諸国に害をもたらすものだと指摘した。

  メイ首相は離脱計画の12の重要目標を示し、3月末までに離脱プロセスを開始した後にEUと合意を成立させられることに自信を示した。「スムーズ」な離脱を確実にするために「段階的アプローチ」を呼び掛けた。

Theresa May on Jan. 17.
Theresa May on Jan. 17.
Photographer: Kirsty Wigglesworth/AP Photos

メイ首相が目指すものは以下の通り。
*関税と摩擦のないEUとの貿易を維持する一方でEU外諸国にEUと同じ関税を課す必要のない関税同盟
*EU外諸国と新たな貿易協定を交渉する自由
*新たな規則を時間をかけて段階的に導入できるように金融サービス業界やその他企業向けの移行のための取り決め
*EU予算への「巨額の」拠出の廃止

  メイ首相はEUとの将来の関係の本質について、交渉プロセスが完了する2019年序盤までに合意したい考えを示した。その後に「英国とEU機関および加盟各国が新しい取り決めに慣れる段階的な導入プロセス」を想定している。

  
原題:May Sets Out Brexit Vision With Pledge to Quit EU Single Market(抜粋)

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