リコール対象になっていた国内車両でエアバッグが異常破裂して運転者が足に軽傷を負っていたと、ホンダが明らかにした。タカタ製エアバッグを搭載したホンダの国内車両で負傷者が出たのは初めて。ホンダはリコール対象車の改修を強化する。

  ホンダ広報担当の建部輝彦氏が17日に記者団に説明したところでは、小型車「フィット」が2016年12月27日に神奈川県内の道路を走行中、停止車両に衝突して助手席側のエアバッグが異常破裂し、飛んできた金属片で運転者が右太ももに火傷を負った。車両は14年12月にリコールされた03年製で、車検時に所有者に対象車であることを伝えたが部品を交換していなかった。

  ホンダはリコール対象車の所有者に対して改修に応じるように、新聞広告などを通じて取り組みを強化する。今回のケースでは、解析を依頼したタカタから、異常な内圧が生じたため容器が破損したと報告があったという。タカタ製エアバッグではインフレータ(膨張装置)が異常破裂する恐れがあり、米国などで死傷者も出ており、自動車メーカーが搭載車のリコールを拡大している。

  タカタ製エアバッグ搭載の国内リコール対象車については、ホンダで改修率が82.2%となっている。国土交通省のウェブサイトによると、国内全体の改修率は昨年11月末で約64.4%。タカタ製エアバッグの異常破裂で乗員が負傷した国内の事故は、日産自動車のSUV「エクストレイル」で15年10月にも発生している。

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