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●日経平均1カ月ぶり1万9000円割れ、英米要人発言警戒し全業種下げる

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  東京株式相場は続落し、日経平均株価は約1カ月ぶりに1万9000円を割り込んだ。メイ英首相、トランプ次期米大統領の発言に対する警戒感が強い上、為替市場で円高が進み、リスク回避の売りに押された。不動産や建設、証券、食料品、輸送用機器株など東証1部33業種は全て安い。

  TOPIXの終値は前日比21.54ポイント(1.4%)安の1509.10、日経平均株価は281円71銭(1.5%)安の1万8813円53銭。日経平均は昨年12月9日以来の1万9000円割れとなり、同8日以来の安値水準となった。

  アリアンツ・グローバル・インベスターズ・ジャパンの寺尾和之取締役は、「トランプ氏のネガティブ発言への警戒と予想された景気対策が出てこないとの不透明感から、利益確定売りが出ている」と指摘。英国の欧州連合(EU)離脱をめぐっても、「米国への不透明感があり、悪い解釈になりやすい」と話した。

  東証1部33業種の下落率上位は不動産、建設、証券・商品先物取引、ガラス・土石製品、食料品、輸送用機器、精密機器、小売など。売買代金上位ではソフトバンクグループやみずほフィナンシャルグループ、ホンダ、野村ホールディングス、SMC、三井不動産が安く、昨年12月の受注高が前年同月に比べ減った大和ハウス工業も下げた。半面、任天堂や宇部興産、JFEホールディングスは高い。

  東証1部の売買高は17億1056万株、売買代金は2兆943億円。上昇銘柄数は149、下落は1799となった。

●債券上昇、英米不透明感で円一段高-順調な20年債入札の結果も支え

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  債券相場は上昇。英国の欧州連合(EU)離脱をめぐる不透明感が強まっていることや週末にトランプ次期米大統領の就任式を控えてドル安・円高が進んだことで、債券買い圧力が強まった。この日実施された20年債入札結果が順調だったことも相場の支えとなった。

  長期国債先物市場で中心限月3月物は前日比2銭高の150円30銭で取引を開始。いったん150円25銭まで水準を切り下げる場面もあったが、午後は外国為替市場で円が一段高の展開になると、10銭高の150円38銭まで買われ、結局は同水準で高値引けとなった。

  岡三証券の鈴木誠債券シニアストラテジストは、「今週はトランプ氏の就任式を控えてもともと手控えムードが強かったところに、英国のEU離脱に関する材料も加わり、様子見姿勢が強まった」と説明。トランプ氏の就任演説については、「財政支出の拡大や減税などの話は金利上昇圧力だが、保護貿易主義的な姿勢に対する警戒感も強く、リスク回避につながりかねない」とし、午後の取引でドル安・円高が進行していることで債券先物の戻りが促されていると指摘した。

  現物債市場で長期金利の指標となる新発10年物国債の345回債利回りは、日本相互証券が公表した前日午後3時時点の参照値と横ばいの0.05%で推移している。

  財務省がこの日に実施した20年利付国債の価格競争入札の結果によると、最低落札価格は100円10銭と、市場予想100円05銭を上回った。投資家需要の強弱を示す応札倍率は3.54倍と昨年8月以来の高水準となった。小さければ好調とされるテール(最低と平均落札価格の差)は8銭と前回19銭から縮小した。
  

●ドル・円が下落、英首相演説警戒や米政策不透明感で-113円台前半

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  東京外国為替市場では、ドル・円相場が1ドル=113円台前半まで下落。この日のメイ英首相の演説への警戒感やトランプ次期米政権の経済政策の不透明感などを背景に、リスク回避に伴うドル売り・円買いが優勢となった。

  午後3時35分現在のドル・円相場は前日比0.7%安の1ドル=113円38銭。午後に入り一時113円33銭と昨年12月8日以来の円高・ドル安水準を更新した。ドルは主要通貨に対して全面安となっている。

  三菱UFJ信託銀行資金為替部為替市場課の一口義仁課長は、ドル・円について、「メイ英首相の演説やトランプ米次期大統領の就任演説などを控えている中で、リスクオンの巻き戻しの動きの範囲にある」と説明した。ただ、「短期勢は一部売り回転でいるところもあるかもしれない。その意味では、メイ英首相の演説後には材料が一つ減るということで、ドル・円は戻す可能性もあるだろう」とも語った。

  ポンド・ドル相場は同時刻現在、0.5%高の1ポンド=1.2112ドル前後。前日には英国のEU離脱をめぐる懸念を背景にポンドが下落し、一時1.1986ドルと昨年10月7日以来のポンド安・ドル高水準を付けた。ユーロ・ドル相場は同時刻現在、0.5%高の1ユーロ=1.0656ドルで推移している。
  

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