17日の日本株市場で、株価変動材料のあった銘柄の終値は次の通り。

  ファーストリテイリング(9983):前日比1.9%安の3万6770円。UBS証券は16日付で投資判断を「中立」から「売り」に、目標株価を4万円から3万5000円に引き下げた。想定より緩やかな循環回復を踏まえて、同証としての国内既存店売上高の予想を前期比3%増から同1%減に変更、2017年8月期営業利益予想も1930億円から会社計画と同じ1750億円に下方修正した。

  ホギメディカル(3593):6.4%安の6890円。17年3月期売上高計画を384億円から前期比1.4%増の371億円に下方修正すると16日に発表。キット製品や新製品の販売計画を見直した。SMBC日興証券では、「オペラマスター」を含むキット製品で価格競争が厳しくなっている点には注視が必要としてたうえで、状況改善のためにも他社との差別化などにつながるプレミアムキットへのスムーズな移行が求められる、と分析した。

  大和ハウス工業(1925):3.8%安の3094円。16年12月の受注高は前年同月比1%減と16日に発表。商業建築が低調で、7カ月ぶりのマイナスとなった。

  菊池製作所(3444):150円(17%)高の1048円ストップ高。拡張現実(AR)技術を使ってヘッド・マウント・ディスプレーに超音波診断画像を3次元表示する医療機器システムの開発にめどをつけたと17日付の日刊工業新聞が報道した。18年4月期中に臨床試験と薬事申請を行う計画で、19年4月期の製品化を目指すという。

  アルファ(3434):12%高の1236円。17日の日本経済新聞朝刊は、ネット通販拡大で深刻化する物流業者の人手不足や交通渋滞解消のため、官民で宅配ボックスの普及に取り組むと報道。政府は4月から設置費用の半額を補助する制度を新設すると伝えた。同社はコインロッカーの製造・販売を手掛けているため、宅配ボックス普及で恩恵を受けるとみられた。

  アンジェス MG(4563):9.8%高の259円。高血圧の治療を目的としたDNAワクチンに関する物質特許が国内で成立したと午前11時30分に発表、午後の取引で急騰した。

  SUMCO(3436):0.3%高の1544円。ドイツ証券は16日付で目標株価を1400円から1800円に引き上げた。投資判断は「買い」で継続。300ミリウエハーの需給のタイト化は今後も続く可能性が高いと分析。円安進行も勘案して17年12月期営業利益予想を275億円から353億円に、来期を468億円から553億円に上方修正した。

  丸一鋼管(5463):3%安の3725円。みずほ証券は16日付で投資判断を「買い」から「中立」に、目標株価を4080円から4000円に引き下げた。需要回復を受け、国内外で高炉の熱延コイルの値上げ圧力が強まり、利益拡大にブレーキがかかってきたと指摘。セクター内でも高炉・電炉に対する相対的な魅力が薄れたと分析した。17年3月期経常利益予想を240億円から235億円に下方修正。会社計画は245億円。

  T&Cメディカルサイエンス(3832):22%安の133円。15年11月株主を対象とした分をもって株主優待制度を廃止すると16日に発表した。

  バーチャレクス・コンサルティング(6193):19%安の949円。17年3月期営業利益予想を3億5300万円から2億500万円に下方修正すると16日に発表。37%の増益予想は一転、20%の減益となる見込み。大型案件2つの失注などでIT&コンサルティング事業の売上高が計画に届かないほか、人材採用費の増加などが響く。

  U―NEXT(9418):15%高の766円。家電量販店大手のヤマダ電機(9831)と格安スマートフォン事業を手掛ける共同出資会社を1月下旬に設立すると17日付日本経済新聞朝刊が報道した。同社の格安スマホ事業を順次、新会社に引き継ぎ、料金設定などのサービス内容を主体的に決めるという。

  メタップス(6172):12%高の3820円。9ー11月期営業損益は3億1300万円の黒字と、前年同期の1億5700万円の赤字から改善したと16日に発表。電子商取引(EC)向けのネット決済提供などファイナンス関連サービスが伸長、アプリ収益化プラットフォームも堅調だった。

  ゲンキー(2772):9.6%高の6480円。17年6月期営業利益計画を33億1000万円から前期比51%増の40億円に上方修正すると16日に発表した。売上総利益率のコントロールや販売管理費の抑制が寄与する。

  宮入バルブ製作所(6495):5.7%高の130円。17年3月期純利益計画を8400万円から2億100万円に上方修正すると16日に発表。債権回収や再生エネルギー関連の補助金に絡み、特別利益を計上する見込み。

  上野関連銘柄:東京・上野に中華レストランの本店を置く東天紅(8181)が6.3%高の168円、フランス料理店の精養軒(9734)が3.4%高の732円。上野動物園は16日、ジャイアントパンダ2頭の繁殖に向けた準備を開始したと発表、観覧通路外側への目隠しフェンスを設置した。パンダの赤ちゃん誕生の場合、上野公園周辺への来訪需要が高まるとの思惑が働いた。

  ジーンズメイト(7448):80円(38%)高の289円ストップ高。フィットネスジムなどを手掛けるRIZAPグループが株式公開買い付け(TOB)と第三者割当増資の引き受けで子会社化すると16日に発表した。ブランドの再構築や商品企画力の強化などに取り組む。 

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