英ロールス・ロイス・ホールディングスは、同社の代行者がビジネス獲得のため外国当局者に贈賄した疑惑について、米英当局による長期にわたる調査を決着させるため、約6億7000万ポンド(約920億円)を支払うことに同意した。

  同社の16日発表によると、同社は英重大不正捜査局(SFO)に4億9725万ポンドおよび利息、米司法省に約1億7000万ドルをそれぞれ支払う。SFOへの支払いは、英当局が企業1社に対して科した罰金としては最大。

  2015年の就任以来ロールス・ロイスの立て直しに取り組んできたウォーレン・イースト最高経営責任者(CEO)にとって、今回の決着は若干の懸念緩和要因となる。ロールス・ロイスが違法に仲介業者を使って十数カ国で取引を行っていたという疑惑は同社の重しとなっていた。

  司法省の報道官はコメントを控えた。今回の国際的な合意にはブラジル当局に約束した約2550万ドルの支払いも含まれる。

  ロールス・ロイスは12年12月、中国やインドネシアなど一部の海外事業での汚職疑惑をめぐり、検察当局からの要請を受けて、SFOに書類を提出したことを明らかにした。その1年後にSFOは捜査を開始。同社は14年に司法省から捜査を受けていることも公表した。

原題:Rolls to Pay $807 Million to End U.K., U.S. Bribery Probes (3)(抜粋)

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