石油輸出国機構(OPEC)が原油価格押し上げに向けた減産という新年の決意を実行する上で、米国のシェールオイル生産が障害になっている。

  原油先物相場が1バレル=50ドルを超える水準で推移する中、実需業者によるウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)原油価格下落を見込む売りポジションは2007年以来の高水準に増加。OPEC加盟国と他の産油国が供給削減を目指す中、原油価格下落に対するヘッジ取引の増加は、米国のシェールオイルの生産回復を示唆している。

  シティ・フューチャーズ・パースペクティブ(ニューヨーク)のエネルギーアナリスト、ティム・エバンス氏は13日、「ヘッジ取引の対象となっている地上在庫は全て現物とは限らず、17年と18年に計画されている生産の一部である可能性がある」と指摘。「もちろん、原油価格が70ドルに向かうという強い確信があれば、生産者らが現行水準で売却しようとする意欲は薄れるだろう」と述べた。

  米商品先物取引委員会(CFTC)のデータによれば、実需業者によるWTI原油の先物とオプションの売りポジションは10日終了週に67万5968枚に増加した。

原題:As OPEC Acts on New Year’s Resolution, U.S. Shale Pumps Away (2)(抜粋)

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