国際通貨基金(IMF)は16日発表した最新の世界経済見通しで、今年の中国経済の成長率予測を6.5%とし、昨年10月時点の予測から0.3ポイント引き上げた。政府の景気浮揚策が続くとの見方が理由。

  2016年の中国経済は波乱のスタートを切ったものの、堅調の様相で一年を締めくくった。IMFは「継続的な刺激策が下支えし、中国の成長率は予想をやや上回った」としつつ、信用膨張による景気回復はより根の深い問題を蓄積させているだけかもしれないとの警告を繰り返した。

  「当局による刺激策への依存が続き、信用が急速に拡大している。さらに企業債務への対処、特に国有企業の財務への制限強化が遅れていることが、景気の急減速や突発的な調整のリスクを高めている」と指摘した。

  ブルームバーグ・インテリジェンスによると、中国の総負債は過去10年間で5.65倍に膨張し、2015年時点で国内総生産(GDP)の247%と、05年の160%から拡大していた。企業債務のGDP比も105%から165%へと上昇した。

  IMFは18年の中国経済成長率見通しを6%とし、10月時点の予想を据え置いた。

原題:IMF Upgrades China 2017 Growth Forecast to 6.5%, Warns on Debt(抜粋)

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