16日の日本株市場で、株価変動材料のあった銘柄の終値は次の通り。

  タカタ(7312):前週末比11%安の949円。エアバッグの破損リスクを約15年にわたって隠していたことを認め、罰金や自動車メーカーなどへの賠償で10億ドル(約1140億円)を支払うことに米司法省と13日合意した。SBI証券の遠藤功治アナリストは、米当局との和解は一歩前進だが、どうやって再生するかという最も重要な点が見えてこないため不安感は大きいと指摘した。

  日立工機(6581):7.3%安の1398円。米投資会社コールバーグ・クラビス・ロバーツ(KKR)傘下のHKホールディングスが30日から実施する株式公開買い付け(TOB)の買い付け価格は1株870円。同TOBが成立した場合に日立工機が1株580円の特別配当金をTOB応募者に支払う。実質的な価格は1450円となる。13日終値は1508円。

  ローム(6963):3.1%高の7400円。JPモルガン証券は16日付で投資判断を「中立」から「オーバーウエート」に、目標株価を6000円から9000円に引き上げた。同証が従来から注目していたSiCパワー半導体市場拡大の環境が本格的に整ってきたと分析。抵耐圧パワー半導体から高耐圧パワー半導体への事業ポートフォリオ転換で成長企業に返り咲くと予想した。2017年3月期営業利益予想を270億円から310億円に上方修正、会社計画の235億円を大きく上回ると見込んだ。 

  日本郵政(6178):4.9%安の1408円。財務省が同社株式を今夏以降に追加売却する方針だと日本経済新聞電子版が午後に報道。売却額は最大1.4兆円規模という。近く主幹事証券を選ぶと伝えた。

  任天堂(7974):2.3%安の2万3200円。13日午後1時から開催された同社主催の説明会について、三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、主なローンチタイトルは「ゼルダの伝説 プレス・オブ・ザ・ワイルド」に限定されたほか、期待されていたスマートフォンと連動する新しい遊びの提案もなく、ややネガティブな印象と指摘した。

  機械株:SMC(6273)が3.1%安の2万7595円、オーエスジー(6136)が6.3%安の2265円、住友重機械工業(6302)が1.5%安の767円など。内閣府が16日朝に発表した16年11月の機械受注は、民間設備投資の先行指標となるコア受注額が前月比5.1%減、市場予想の1.7%減より悪かった。SMBC日興証券の宮前耕也シニアエコノミストは、コア非製造業からの受注減少が全体を押し下げたと分析。製造業も特定業種の大型受注を除けば勢いに欠け、11月はやや弱めと総括した。

  Gunosy(6047):400円(25%)高の2000円ストップ高。17年5月期営業利益計画を8億6400万円から前期比2.5倍の14億2200万円に上方修正すると13日に発表。上期に新規ダウンロード(DL)数や1DLあたり獲得費用が計画を上回ったほか、今後も順調な傾向は続くと予想した。

   新日鉄住金(5401):4.1%安の2558円。5日に火災が発生した大分製鉄所厚板工場の操業再開は9月の見通しと13日発表。岩井コスモ証券の岩崎彰アナリストは、17年度上期の大半を操業停止ということで、来期業績への悪影響が懸念されたと指摘した。

  古野電気(6814):11%安の778円。3-11月期営業利益は前年同期比9%減の24億6900万円と13日に発表。 主力の舶用事業で海外商船市場向けが伸び悩んだほか、漁業市場向けも低調だった。円高の影響を受け北米、欧州でプレジャーボート市場向けも減収。

  ウエストホールディングス(1407):11%安の763円。9-11月期営業損益は2億800万円の赤字に転落したと13日発表。前年同期は4億9600万円の黒字だった。収益柱の太陽光発電事業で一部設備の完成が遅れた。

  ありがとうサービス(3177):6.2%安の2931円。17年2月期営業利益計画を6億2400万円から前期比35%減の3億9000万円に下方修正すると13日に発表した。リユース事業の既存店販売不振に加え、フードサービス事業は4月オープン予定の「俺のフレンチ」、「スィーツ&ベーカリー」の開業費の一部計上が響く。

  クリエイト・レストランツ・ホールディングス(3387):5%安の996円。17年2月期営業利益計画を76億円から69億円に下方修正すると13日に発表。前期比増益率は13%から2.2%に縮小する見込み。第3四半期に天候不順や消費者の節約志向が高まった影響を受けたほか、新規出店数が当初計画より増え、開業費用が一時的に発生することも響く。

  ダイヤモンドダイニング(3073):6.8%高の1382円。いちよし経済研究所は16日付でフェアバリューを2200円から2800円に引き上げた。投資判断は「A(買い)」で継続。水道光熱費などのコスト削減効果を考慮し、17年2月期営業利益予想を12億5100万円から前期比56%増の14億8700万円に上方修正。QSC(クオリティー、サービス、クリンネス)徹底やIT活用の近代的な教育システムなどで今後も収益性の改善が期待できると評価した。

  IGポート(3791):15%高の1906円。13日発表の6-11月期営業利益は前年同期比46%増の2億1600万円。既刊コミックスの「あまんちゅ!」、「魔法使いの嫁」シリーズなどが好調だった出版事業の大幅増益などが寄与した。

  メガネスーパー(3318):28%高の88円。メガネ型ウェアラブル端末「b.g.(ビージー)」の商品プロトタイプ実機を18日から東京ビックサイト(東京・江東区)で開催される「第3回ウェアラブルEXPO」で展示すると16日午後に発表した。

  TSIホールディングス(3608):7.2%高の800円。3-11月期営業利益は前年同期比2.3倍の36億800万円だったと13日に発表。不採算ブランドの撤退などで売上総利益率が向上、販管費削減も寄与した。発行済み株式総数の1.8%、金額にして16億円を上限に16日から自社株買いも実施。

  ダイト(4577):10%高の2454円。6-11月期営業利益は前年同期比15%増の21億2600万円と13日に発表。消化性潰瘍など後発医薬品向けの原薬や新薬中間体が堅調に推移した。

  ライク(2462):3.4%高の2247円。岩井コスモ証券は13日付で目標株価を2900円から3200円に引き上げた。投資判断「A(アウトパフォーム)」を継続。総合人材サービス、子育て支援、介護関連の3本柱で、国策に沿う成長が可能と分析。17年5月期営業利益は18億5000万円と会社計画の16億円を上回ると予想。

  日本和装ホールディングス(2499):7.3%高の280円。16年12月期の純利益は前の期比2倍の1億4500万円と従来計画を32%上回ったもよう。固定資産売却で特別利益を計上する。

  フリュー(6238):13%高の4505円。2月28日時点の株主を対象に1株を3株に分割する。また株主優待制度も新設、毎年3月末時点で100株以上を保有する株主を対象にクオカード2000円分を贈呈。

  ベルグアース(1383):14%高の1550円。株主優待制度を新設すると13日に発表。毎年4月末時点で100株以上を保有する株主を対象に、茨城県産のメロン(3000円相当)かクオカード1000円分を贈呈。

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