マッテオ・レンツィ氏がイタリア首相を辞任してから1カ月余り過ぎたが、同氏は早くも首相返り咲きを計画している。

  レンツィ氏は先週早速、故郷のトスカーナからローマに戻り、ポピュリスト政党「五つ星運動」の台頭阻止に向け民主党マニフェストを策定するため党本部で一連の会議をこなした。高官の1人はレンツィ氏が開始したこの活動を選挙キャンペーンと評した。

  昨年12月4日の国民投票で敗北し、首相を辞任した後も相変わらず精力的なレンツィ氏は民主党指導部に対し、「われわれは時間を無駄にできない」と語った。同氏は先週11日に42歳となったばかり。

  現時点ではまだ選挙前倒しは決まっていないものの、現職閣僚の間でさえも、早ければ4月に総選挙との見方が出ている。レンツィ氏と側近らは一部世論調査で伝えられる民主党リードの状況に乗じようと、今年前半の選挙実施を呼び掛けている。可能なら、5月26、27両日にシチリア島で開かれる主要7カ国(G7)会合で、レンツィ氏は議長国首脳としてトランプ米大統領と次期仏大統領を迎えたい考えだ。

  民主党のエットーレ・ロザート下院院内幹事はインタビューで、「われわれが目指すのはできるだけ早期の選挙だ」と発言。「ジェンティローニ政権の寿命は短い」と指摘した。

原題:Rome Abuzz With Election Talk as Renzi Plots Return to Power (1)(抜粋)

ジェンティローニ首相(左)とレンツィ氏
ジェンティローニ首相(左)とレンツィ氏
Photographer: Alessia Pierdomenico/Bloomberg
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