香港の富豪、李嘉誠氏率いる企業は、オーストラリアのエネルギー関連会社デュエット・グループを74億豪ドル(約6300億円)で買収することで合意した。欧州リスクを低減しオーストラリアでのインフラ資産拡大を目指す李氏は、買収提示価格を引き上げた。

  デュエット側が支持した最新の買収提案では、同社株主は新たに発表された特別配当3セントを含む1株当たり3.03豪ドルを受け取る。双方が発表文で明らかにした。これは13日の終値を9%上回る水準。16日のシドニー市場でデュエット株は一時2.93豪ドルまで上げている。

  買収は李氏率いる3社、長江基建集団、長江実業地産、電能実業からなる企業連合が行い、それぞれ株主の承認が必要となる。手続きは5月中には終了の見込み。さらに、デュエット株主とオーストラリアの外国投資審査委員会からの承認も必要となる。デュエットが1カ月余り前に李氏から提案を受けたと発表した時点の買収額は1株当たり3豪ドルだった。

  デュエットは16日の発表文で、今回の提案は「当社の価値と将来の成長機会」を踏まえたものだと指摘。同社の資産は成長の可能性が高く長期にわたって安定的に利益をもたらすとみられるため魅力的だと、李氏率いる企業は発表文で説明した。

原題:Billionaire Li Ka-Shing Sweetens Duet Offer to $5.5 Billion (2)(抜粋)

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