欧米市場の株式、債券、為替、商品相場は 次の通り。

◎NY外為:ドル下落、連休控え荒い値動き-114円半ば

  13日のニューヨーク外国為替市場ではドルが下落。薄商いの中、値動きの荒い展開となった。3連休を前にポジション圧縮が進んだ。

  ドルはG10通貨の大半に対して下落。昨年12月の小売売上高は前月比0.6%増。ブルームバーグがまとめたエコノミスト予想中央値は0.7%増だった。一方、前月は0.2%増と、速報値の0.1%増から上方修正されたことが手掛かりとなり、一時はドルのショートスクイーズが誘発され、特にドル・円で顕著となった。

  ニューヨーク時間午後5時現在、主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は前日比0.2%低下。週間では0.8%下げて、3週連続の低下。

  ドルは対円で0.2%安の1ドル=114円49銭と、5日続落。対ユーロでは0.3%下げて1ユーロ=1.0643ドルと、3日続落。

  ドル・円は朝方114円19銭まで下げた後、統計を受けて一時は115円45銭まで一気に値を戻した。トレーダーによれば、一部のドルショートは苦境に立たされた。ドル・円は米国債利回りの急上昇に追随した。

  ユーロ・ドルは1.0673ドルまで上昇した後、1.0596ドルに下落する場面もあった。
原題:Dollar Pares Loss in Choppy Session; Data Whisper Traps Bears(抜粋)、U.S. Stocks Rise, Treasuries Fall on Economic Data: Markets Wrap(抜粋)

◎米国株:上昇、銀行株が上昇-不動産やエネルギーは下落

  13日の米国株は上昇。JPモルガン・チェースやバンク・オブ・アメリカ(BofA)、ウェルズ・ファーゴの第4四半期決算が好感された。一方、エネルギーや不動産関連は下落した。

  S&P500種株価指数は前日比0.2%上昇して2274.64。ダウ工業株30種平均はほぼ変わらずの19885.73ドル。 ナスダック総合指数は0.5%上昇して5574.12。週間ベースでは2週連続の上昇となった。
  S&P500種産業別11指数のうち5指数が上昇。金融株は一時1.7%上昇した。ウェルズは1.5%高。JPモルガンやBofAはいずれも上昇。

  シカゴ・オプション取引所(CBOE)ボラティリティ指数(VIX)はこの日2.7%低下した。週間ベースでは2週連続低下。

  ブルームバーグがまとめた予想によると、S&P500種採用企業の第4四半期の1株当たり利益は3.7%増が見込まれている。銀行セクターは3.8%増となっている。
原題:U.S. Stocks Advance With Bank Shares After European Stocks Rally(抜粋)

◎米国債:下落、指標受け3月までに利上げとの見方強まる

  13日の米国債相場は下落。小売売上高や生産者物価指数(PPI)で米経済の堅調さが示され、米連邦公開市場委員会(FOMC)が3月会合までに利上げに動くとの見方が強まった。

  ニューヨーク時間午後5時現在、10年債利回りは前日比3ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇の2.4%と、ここ1週間で最大の上げ。

  金利先物市場が織り込む3月までの利上げ確率は31%と、前日の28%から上昇。この算出は、次回利上げ後に実効フェデラルファンド(FF)金利が新しい誘導目標レンジの中央になるとの想定に基づく。

  ミシュラー・フィナンシャル・グループのトレーダー、グレン・カペロ氏は、「ファストマネーによる大規模な売り」のほか、円の動きをきっかけとする海外勢の売りが見られると指摘した。

  来週は10年物インフレ連動債(TIPS)の入札(発行額130億ドル)が実施され、市場の現在のTIPS需要が試されることになる。
原題:Treasuries Pare Weekly Gain as Data Boosts March Fed Hike Bets(抜粋)

◎NY金:反落、週間での上げ幅縮小-株価は最高値圏で推移

  13日のニューヨーク金先物相場は反落。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物2月限は前日比0.3%安の1オンス=1196.20ドルで終了。

  • 小売売上高と生産者物価指数を受けて経済への信頼感が強まり、米国株は上昇
  • 金先物は週間ベースでは1.9%高と3週連続高、昨年11月4日終了週以来の最長
  • 金は「精いっぱい走ってきたため、一息入れている」-ゼイナー・グループ(シカゴ)のシニアバイスプレジデント、ピーター・トーマス氏
  • 銀先物3月限は0.4%安の16.765ドル
  • プラチナ4月限は0.2%高の986.40ドル
  • パラジウム3月限は2.1%安の749.15ドル

原題:Gold Slips, Paring Weekly Gain, as U.S. Stocks Trade Near Record(抜粋)

◎NY原油:反落、週間では11月以来の大幅安-減産実効に注目

  13日のニューヨーク原油先物市場ではウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物が反落。週間では昨年11月以来の大幅安となった。市場では石油輸出国機構(OPEC)加盟国と非加盟国が合意した減産を実際に実効しているかどうかに注目が集まっている。

  エネルギー関連の商品に重点を置くヘッジファンド、アゲイン・キャピタル(ニューヨーク)のパートナー、ジョン・キルダフ氏は電話取材に対し、「減産実効が疑われることの多いサウジなど湾岸諸国は合意を順守している」と述べた。しかし、米国の生産が先週、日量17万6000バレル増加したほか、「減産を免除された国が生産と輸出を急拡大させている」と指摘した。

  ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物2月限は前日比64セント(1.2%)安い1バレル=52.37ドルで終了。週間では3%下げた。ロンドンICEの北海ブレント3月限は前日比56セント下落の55.45ドルで終えた。
原題:Oil Caps Worst Week Since November With All Eyes on OPEC Cuts(抜粋)

◎欧州株:上昇、自動車と製薬株反発で1カ月ぶり大幅高-英株14連騰

  13日の欧州株式相場は上昇。指標のストックス欧州600指数は週間 ベースで3週間の続伸。米銀の好決算を受け銀行株が買われたほか、売 り込まれていた自動車や製薬株が反発した。

  指標のストックス欧州600指数は前日比1%高の365.94で終了。米 銀JPモルガン・チェースの10-12月利益が市場予想を上回り、決算シ ーズンへの期待が高まったことを背景に、銀行株指数は2%上昇した。

  自動車株は反発。フィアット・クライスラー・オートモービルズ (FCA)が排ガス規制に違反していた疑いがあると米当局が発表した 前日、自動車株は昨年7月以来の大幅安を記録した。前日16%安と急落 したFCAは4.6%高で引けた。

  製薬株はトランプ次期政権で薬価引き下げ圧力がかかるとの懸念か ら下落していたが、3日ぶりに上昇した。

  英FTSE100指数は過去最長の14連騰を達成。終値での過去最高 更新も12営業日連続で、これも過去最長となった。
原題:Gains in Banks, Drugmakers Lift Europe Stocks by Most in a Month(抜粋)

◎欧州債:まちまち、ギリシャ債の下げ目立つ

  13日の欧州債市場はまちまち。ギリシャ国債の下げが目立った。

  ギリシャ10年債利回りは前日比4ベーシスポイント(bp、1bp =0.01%)上昇の6.8%。ポルトガル10年債利回りは1bp低下 の3.86%となった。
原題:EUROPEAN WRAP-Stoxx 600 Rise Most in a Month as Banks Rally(抜粋)
U.S. Stocks Rise, Treasuries Fall on Economic Data: Markets Wrap (抜粋)

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