タカタはエアバッグの破損リスクを約15年にわたって隠していたことを認め、罰金や消費者、自動車メーカーへの賠償で10億ドル(約1140億円)を支払うことに同意した。米司法省が13日発表した。タカタ製エアバッグの不具合に関連する事故の死者は全世界で17人に上る。

  タカタは自社の刑事責任を認めることにも同意した。今回の和解合意は米連邦裁判所の判事による承認を必要とする。

  13日に開示された裁判所資料によると、10億ドルの内訳は米当局への罰金が2500万ドル、自動車メーカーや負傷者への賠償が9億7500万ドル。

  米検察当局は、タカタの元幹部3人の起訴も発表した。いずれも日本国籍で、米当局に拘束されていない。裁判所の書類によれば、田中新一、中嶋秀夫、力石恒雄の3人は2015年までタカタに勤務していた。3人とその弁護士からコメントは得られていない。

  検察当局によれば、3人は2000年ごろから試験中にエアバッグのインフレーター(ガス発生装置)が破裂するなどの問題発生を認識。試験結果の改ざんについて定期的に話し合い、都合の悪いデータを除外していたという。

  高田重久会長兼最高経営責任者(CEO)は、「タカタはこうした状況に至ったことを深く後悔している」とコメントした。

原題:Takata to Pay $1 Billion, Plead Guilty in U.S. Air Bag Probe (2)(抜粋)

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