昨年12月の米小売売上高は伸びが加速した。自動車ディーラーとガソリンスタンドの販売増がけん引した。両項目を除くと横ばいだった。

  米商務省が13日発表した12月の小売売上高は前月比0.6%増。前月は0.2%増と、速報値の0.1%増から上方修正された。ブルームバーグがまとめたエコノミスト予想中央値では12月は0.7%増だった。自動車とガソリンを除くと横ばいで、市場予想の0.4%増を下回った。

  スタンダードチャータードのエコノミスト、トーマス・コスターグ氏(ニューヨーク在勤)は「非常に強気ではありながらも、消費者は12月に気前よく買い物をしていたわけではないようだ」と指摘。「センチメントは力強いが、消費拡大には必ずしもまだつながっていない。今年の個人消費は大丈夫だとの楽観はなお維持している」と述べた。

  項目別では主要13項目のうち8項目で増加した。自動車ディーラーの好調に加え、インターネット小売り業者や家具店、建設資材販売店でも需要が改善した。百貨店や飲食店、電子機器・電化製品の販売店では売上高が減少した。

  自動車ディーラーの売上高は前月比2.4%増と、昨年4月以来の大幅な伸び。前月は0.2%のマイナスだった。ガソリンスタンドの売上高は価格上昇を背景に2%増えた。

  国内総生産(GDP)の算出に使用される自動車ディーラーやガソリンスタンド、建築資材などを除くコア売上高は0.2%増。前月はほぼ変わらずだった。

  2016年の小売売上高は前年比3.3%増と、伸びは前年の2.3%増を上回った。

  統計の詳細は表をご覧ください。

原題:U.S. Retail Sales Picked Up in December on Motor Vehicle Demand(抜粋)

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