スイス製の最も高価な腕時計の一部を製造する業者は、業界に対して助言がある。それは、「ペースを落とせ」ということだ。

  そうすることによって、業界は過去2年間の状況を繰り返すことを回避できるかもしれない。中国市場での販売が伸び悩んだため、腕時計メーカーはこの間に人員削減や在庫買い戻しを余儀なくされた。ジュネーブで来週開かれる腕時計フェアには20を超えるブランドが出品を予定している。そのうち、最悪の事態を回避した一握りの非上場企業は、好不況のサイクルを回避する方策はあると指摘する。

  パテックフィリップのティエリー・スターン会長はジュネーブ近郊にある本社の会議室で「急いではいけない」と指摘。「希少性を維持することの方が重要だ。大半のブランドは数値を達成しなければならず、株主の要求で急ぐ必要があった。われわれにはそれはなかった」と述べた。

ティエリー・スターン会長
ティエリー・スターン会長
Photographer: Michele Limina/Bloomberg

  スイスでは過去40年余りの間に10億本を超える腕時計が生産されており、業界は、1980年代以降で最悪の需要低迷が終了する兆しを探し求めている。
  
原題:Patek Philippe Chairman Tells Swiss Watch Industry to Slow Down(抜粋)

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