米シカゴ連銀のエバンス総裁は12日、政府の刺激策が成長を後押しし、金融緩和の必要性を減少させる可能性があると発言し、トランプ次期米大統領の政策が利上げにつながるとの一部投資家の期待を裏付ける見方を示した。

  エバンス総裁はフロリダ州ネープルズのイベントで講演後に記者団に対し、政府の刺激策は「向こう2年間に成長率を0.2-0.3ポイント押し上げる可能性がある」と述べた上で、「実際に推し進められ、実施される可能性が高い提案を見れば、さらに詳細な数字を導けるだろう」と国内総生産(GDP)見通しについて説明。実施される政策次第で、予想成長率は一段と押し上げられ得るとも語った。

  同総裁は、米経済見通しが改善すれば「金融緩和の必要性は減るだろうし、別の言い方をすれば、現在の低いフェデラルファンド(FF)金利の設定は即時にはるかに強い緩和スタンスになる」と述べた。

  エバンス総裁は年内2回の利上げを見込んできたが、今月6日、年内3回の利上げも「あり得なくはない」と発言した。同総裁は今年の連邦公開市場委員会(FOMC)投票メンバー。

原題:Fed’s Evans Says Fiscal Boost Could Lift Growth Forecasts (1)(抜粋)

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