ロシアの新車販売台数は今年、増加する見通しだ。景気回復の兆候が強まる中、4年連続で落ち込んだ需要が上向くとみられている。

  欧州ビジネス協会(AEB)自動車メーカー委員会のヨルク・シュライバー委員長は12日、記者団に対し、17年の小型商用車を含む新車販売台数が約4%増え148万台になると予想。16年の販売台数は11%減少だった。

  同委員長は実質所得の落ち込みで多くの人が大きな買い物を先送りしたことに伴う「繰り延べ需要だ」と指摘し、「ルーブルが安定し、原油が値上がりした。これら全てが2年連続で沈んでいた消費者信頼感を高めている」と語った。

  ロシア最大の輸出品である原油の価格が持ち直し、ルーブルが対ドルで安定したことを背景に、同国経済はここ20年で最悪のリセッション(景気後退)から脱却しつつある。ロシア経済省によれば、17年に小売売上高と所得が増える見込み。

  AEBによると、昨年の販売台数は143万で、2012年以降の累積の減少率は50%を超えた。単月ベースでは12月は1%減少したものの、11月は0.6%増加し、14年12月以降初めて上向いた。

原題:Russian 2017 Car Sales Seen Rising After Four Years of Declines(抜粋)

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