ドイツ経済は2016年に成長ペースが加速した。市場予想を上回る伸びで、5年ぶりの高成長となった。失業者減少と記録的な低金利が国内消費を押し上げた。

  独連邦統計局が12日ベルリンでの記者会見で明らかにしたところによると、16年の国内総生産(GDP)は前年比1.9%増と、前年の1.7%増を上回った。ブルームバーグがまとめたエコノミスト調査の中央値では1.8%増が見込まれていた。財政収支は対GDP比で0.6%の黒字だった。

  主要先進国の中で16年GDPを公表したのはドイツが初めて。選挙や英国の欧州連合(EU)離脱に関連したリスクがあるものの、最近の経済指標は昨年10ー12月(第4四半期)に勢いが急速に増したことを示唆したほか、記録的な雇用と企業景況感の改善、欧州中央銀行(ECB)による刺激策が17年の見通しを高めた。

  ING-DiBa(フランクフルト)のチーフエコノミスト、カルステン・ブジェスキ氏は統計発表前、「16年の成長は個人消費と政府支出が主な原動力で、建設がさらにこれを強めた」とし、「実際のところ内需が要因だ」と語った。

  個人消費は2%、政府支出は4.2%それぞれ増えた。設備投資は1.7%増、建設は3.1%増。輸出が2.5%、輸入は3.4%それぞれ昨年を上回った。

  昨年10-12月のGDP速報値は2月14日に公表される。エコノミスト調査では前期比0.4%増が見込まれている。

原題:German Economic Growth Accelerated in 2016 on Domestic Spending(抜粋)

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