トランプ次期米政権の国務長官に指名されたエクソンモービル前会長兼最高経営責任者(CEO)のレックス・ティラーソン氏は11日、中国が南シナ海に造成した人工島に同国がアクセスできないようにする必要があるとの見解を示した。

  ティラーソン氏は上院外交委員会の指名承認公聴会で、中国の活動への対応を怠ったことが、南シナ海で領域を広げようとする同国の動きを許したと指摘した。

  同氏は南シナ海問題についてより強い姿勢の対応を支持するかとの問いに対し、「われわれは中国に対し、まずは人工島の造成を中止しなければならないと伝え、次に中国によるこれら島々へのアクセスは認められないとの明確なシグナルを送る必要がある」と語った。人工島造成やアクセスをどのように阻止できるかについては具体的に言及しなかった。

  ティラーソン氏はさらに、日米安全保障条約や米韓の防衛条約を守る考えを示した。同盟国が米軍駐留費の負担増に応じなければ撤退を検討するとトランプ氏が昨年3月のインタビューで発言して以来、従来の安保体制に対する不安が高まっていた。日韓の核兵器保有は米国にとって悪いことではないとしたトランプ氏の考えに賛成かとの問いに対しては、「同意しない」と答えた。

  ティラーソン氏はまた、尖閣諸島が日米安保条約の適用範囲だとする米政府の立場を堅持する姿勢を示唆した。「この地域では日本、韓国と長年の同盟コミットメントがあり、これらの取り決めに従ってわれわれが対応すると考えている。安全保障という意味において日本へのコミットメントがあることは確かだ」と発言した。

原題:Tillerson Says China Can’t Have Access to South China Sea Isles(抜粋)

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