バークレイズの元ディレクターは、ウォール街で32年間働いてもう十分だと思い、ロングアイランドで友人が働く配管会社でストレスの少ない仕事を得て落ち着きたいと考えていた。企業の合併・買収(M&A)案件に関するインサイダー情報を友人に漏らし始めたのはこんな理由からだった。

  しかし、スティーブン・マクラッチー被告はそんな比較的楽な仕事に就く代わりに、刑務所で5カ月を過ごすことになった。検察側の禁錮10月ー1年4月の求刑に対して自宅拘禁を求めたマクラッチー被告の要望を判事は退けた。

  マクラッチー被告は11日、マンハッタンの米連邦地裁での量刑言い渡しでキャスリン・ポーク・フェイラ判事に「私は重大な判断ミスを犯した善良な人間だ」と述べた。

  同被告は昨年7月、配管工の友人ゲーリー・ピュージー被告にインサイダー情報を渡したことを認める有罪答弁を行った。検察当局によると、ピュージー被告はこの情報を使って米クエストコア・ファーマシューティカルズやペットスマート、エミュレックス、オムニケアを含む企業の株式を対象に10件の違法取引を行い、約7万6000ドル(約870万円)を得た。ピュージー被告も罪を認め、マクラッチー被告に対する検察側の捜査に協力することに同意していた。

  検察によると、ピュージー被告はマクラッチー被告に見返りとして現金を渡したほか、同被告の自宅を無料でリフォームしたという。

原題:Ex-Barclays Banker Leaked Tips for Job With Plumber; Gets Jail(抜粋)

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