ドイツの自動車メーカー、フォルクスワーゲン(VW)は、創立以来最大の不祥事となったディーゼル車の排ガス不正問題を刑事、民事両面で決着させるため、有罪を認めた上で43億ドル(約5000億円)の罰金・民事制裁金を支払うことで米当局と合意した。米検察当局は、さらに幹部5人の起訴を発表した。

  VWは米国に自動車を輸入した際、虚偽の申請を行ったほか、ディーゼルエンジンからの排ガス水準に疑問を持った当局の調査を妨害したことを認めた。11日に共謀罪で起訴されたドイツ在住の幹部はハインツ・ヤコブ・ノイサー、イエンス・ハトラ-、リヒャルト・ドレンカンプ被告ら。エンジン開発の責任者を務め、2015年に停職となったノイサー被告の代理人にコメントを求めたが、これまでに返答はない。ドレンカンプ被告の代理人からもコメントは得られていない。他の被告の代理人とは連絡が取れていない。

フォルクスワーゲンのロゴマーク
フォルクスワーゲンのロゴマーク
Photographer: Krisztian Bocsi/Bloomberg

  VWと同社幹部に対する捜査はドイツでは続いており、同社はドイツと米国で株主訴訟に直面している。

  VWのマティアス・ミュラー最高経営責任者(CEO)は「フォルクスワーゲンはディーゼル危機につながった行為を深く後悔している。考え方や働き方の改革を引き続き推進する」とコメントした。

  今回の合意で米国とカナダでの排ガス不正問題の決着に向けたコストは230億ドル強に膨らみ、VWは引当金の積み増しが必要になる。この不祥事に関連してこれまでに計上した引当金は182億ユーロ(約2兆2200億円)。

  VWの有罪答弁はデトロイトの連邦地裁に提出された。
  
原題:VW Pleads Guilty as U.S. Charges Five More in Diesel Scandal (1)(抜粋)

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