安倍晋三首相と黒田東彦総裁は11日午後、官邸で会談し、世界経済の動向について意見交換した。黒田総裁が会談後、記者団に話した。

  黒田総裁は「トランプ次期大統領について具体的な話は出ていない」と述べた上で、米国は「世界最大の経済だし、現在、非常に順調に経済成長が加速している。金利が上がったりいろんなことも起こっている」と指摘。同国ほか欧州やアジアその他の新興国経済も含めて幅広く首相に説明したことを明らかにした。

黒田総裁(12月の経団連会合)
黒田総裁(12月の経団連会合)
Photographer: Kiyoshi Ota/Bloomberg

  黒田総裁は今回の会談は「定例的なもの」だとし、首相から特定の要望も「なかった」という。

  菅義偉官房長官は同日午後の定例会見で、会談について「内外の経済金融情勢について意見交換をされたんだろう」と指摘した上で、「政府日銀は一体となって市場の動向を注視し、デフレ脱却を目指し、しっかり経済成長させる。そうしたすり合わせは行っている」と述べた。
  

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