それが続いている間はよかった。株式と債券相場が30年にわたって乖離(かいり)してきたことだ。だが、この傾向はそろそろ終わりを迎えると、サンフォード・C・バーンスタインは予想する。投資家は認識をがらりと変える必要がありそうだ。

  イニゴ・フレーザージェンキンス氏ら同社アナリストは最近まとめた顧客向けリポートに、インフレ率の上昇ないし激しい変動が特徴の新時代には、株式と債券が1763年以降見せてきた相関関係への回帰が起きると記している。

  同社によると、近年は株式も債券もリターンがプラスだったが、相場の相関はマイナスで歴史的には異例。この背景にはインフレ水準の低下があったという。「インフレ軌道がここから全体的に上向くということであれば、相関の度合いは増すはずだ」と指摘した。

  そうなれば、分散投資が難しくなるだけでなく、ボラティリティ上昇と「著しく低い」リターン見通しを受け入れる必要が投資家側に生じる。アナリストらは「60対40で株式と債券にロング(買い持ち)のみでパッシブ投資するというのが過去35年のうまい法則だったが、向こう10年にはこれがリスクの高い分散投資になると深く心配している」と指摘した。

原題:Forget 30 Years of Stock and Bond Divergence, Bernstein Says (1)(抜粋)

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