米投資会社ダブルライン・キャピタルのジェフリー・ガンドラック最高経営責任者(CEO)は、10年物の米国債利回りが3%を突破すれば30年続いた強気相場の終わりを意味するとの見方を示した。

  ガンドラックCEOは年次の「ジャスト・マーケッツ」ウェブキャストで語り、「ほぼ確実に2017年中に10年債利回りが3%の水準になるのを目にするだろう。そして、17年に10年債利回りが3%になれば、債券強気相場におさらばだ」と述べた。

  著名な債券運用者でジャナス・キャピタル・マネジメントに所属するビル・グロース氏は、別の水準を節目として考えている。10日早くに発表した投資見通しで同氏は、2.6%がそうした水準だと指摘した。

  これに対して、ガンドラック氏は「最後の境界線は10年債利回り3%だ」と強調。「古典的チャートの見方からすると、そこが債券強気相場の最期と位置づける水準だ。2.60%じゃない」と述べている。

  米10年債利回りは昨年7月8日に過去最低の1.3579%を記録後、11月の大統領選でのドナルド・トランプ氏当選を受けて12月15日に2.5967%に達した。「明らかに、ビジネスマンの当選と次期政権は企業活動を後押しするとの見通しがアニマルスピリッツを呼び覚ました」という。

  ただし、貿易障壁を高める方向でのトランプ氏の提案は成長にネガティブだともガンドラック氏は付け加えた。このほか、株式投資家は国際分散投資を検討すべきだとして、米国株の一部を売却して最近の上げの利益を確定した上で、日本やインドなどの動向に連動するファンドの買いを勧めたほか、米10年債利回りがトランプ大統領の1期目が終わるまでに6%に到達する可能性を指摘。今年の米利上げ回数は2、3回と予想し、原油相場については大きく変動しないとの見方を示した。

原題:Gundlach Says Treasuries Above 3% Would End Bond Bull Market (2)(抜粋)

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