トルコ中央銀行は通貨リラの急落を受け、物価と金融安定を守るため市場介入も辞さない構えを示した。リラはこれを手掛かりに下げ幅を縮小した。

  トルコ中銀は10日の声明で、市場における「過度の変動」を注視しており、「経済のファンダメンタルズに一致しない不健全な価格形成」に対して行動すると表明。さらに為替市場の流動性を高める措置を打ち出すとともに、商業銀行のリラ借り入れ限度を引き下げたものの、政策金利の変更についてはいかなる手掛かりも示さなかった。

  昨年11月にほぼ3年ぶりとなる利上げが実施された後も、リラはドルに対し軟調で、過去1カ月で7%強の下げを演じた。一部投資家らはリラ支援に向けた利上げを望んでいる一方、エルドアン大統領は景気てこ入れのため利下げを呼び掛けている。

  リラは中銀声明を受けて下げ幅を縮小。イスタンブール時間午後3時31分現在は1.6%安の1ドル=3.7722リラで取引されている。

原題:Turkey Central Bank Signals Readiness to Act as Lira Drops (1)(抜粋)

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