英プル-デンシャルのアジア資産運用部門は先月、30年物米国債の相場反発から利益を得たが、3週間に及んだ上昇相場は終わるとみて、利益を確定した。

  シンガポールにある同部門イーストスプリング・インベストメンツでマルチアセット投資に携わるニコラス・フェレス氏は、米30年債のポジションを6日と9日に解消。米雇用統計が利上げペース加速の根拠を示したことを受け、最低2.96%の利回り水準で売却した。同氏はこの米国債を連邦公開市場委員会(FOMC)が利上げした先月に購入したが、当時の利回りは3.10%を上回っていた。

  フェレス氏は9日のインタビューで、「FOMCが後手に回っているか、現在想定されるよりもっと積極的に金融政策を引き締める必要に迫られるリスクがある」と語り、「利回りが上昇する可能性は高い」と予想した。イーストスプリングのウェブサイトによると、昨年6月末時点の運用資産は約1400億ドル(約16兆2000億円)。

  ジャナス・キャピタル・マネジメントのビル・グロース氏も、フェレス氏同様の見方を示している。グロース氏は6日、ブルームバーグテレビジョンおよびラジオに対し、米国債市場が転換点に差し掛かっており、30年続いた利回り低下トレンドは近く破られると述べた。

原題:Fund That Made Money on Treasuries Says Rally Is About to End(抜粋)

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