10日の香港株式相場は上昇。ハンセン指数が1カ月ぶりの高値を付けた。最近の株安は行き過ぎとの見方が広がる中で、証券取引所の接続プログラムを通じた中国本土勢の買いが追い風となった。

  ハンセン指数は前日比0.8%高の22744.85で終了。婦人靴販売の百麗国際(1880 HK)や不動産開発の九龍倉集団(4 HK)などの上げが目立った。

  百貨店運営の銀泰商業集団(インタイム・リテール・グループ、1833 HK)は36%高と、2007年の上場以降で最も大きく上げた。同社創業者と中国のアリババ・グループ・ホールディングが上場廃止に向けた提案を打ち出した。

  宝飾類小売りの周大福珠宝集団(1929 HK)は5.3%高。同社は中国での既存店売上高が昨年10-12月(第4四半期)に前年同期比4%増加したと発表した。

  ブルームバーグがまとめたデータによれば、上海・香港証取接続プログラムを通じた取引で、昨年12月21日から今月9日までの中国本土の投資家による香港株の買越額は256億元(約4300億円)に上った。その前の12営業日の買越額はわずか22億元にとどまっていた。国家統計局が10日発表した昨年12月の中国生産者物価指数(PPI)はここ5年余りで最も大きな伸びとなった。

  第一上海証券の香港在勤ストラテジスト、ライナス・イップ氏は「16年のパフォーマンスがあまり振るわず株価が低水準にある銘柄に、やや焦点が移りつつあるのかもしれない」と指摘。中国のインフレ指標については、「市場の地合いを押し上げた可能性はあるが、現在見られているのは全般的な市場の反発だ」と述べた。

  中国本土市場の上海総合指数は前日比0.3%安で引けた。

原題:Hong Kong Stocks Climb to One-Month High Amid Mainland Inflows(抜粋)

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