自動車メーカーのフィアット・クライスラー・オートモービルズ(FCA)のセルジオ・マルキオンネ最高経営責任者(CEO)は、トランプ次期米大統領がFCAとゼネラル・モーターズ(GM)との合併構想を支持する可能性に言及した。

  マルキオンネ氏は自身の職業人生でさらに1件の大型ディールを行う公算があると述べ、FCAと他の自動車メーカーとの合併に向けた取り組みを示唆。同氏は以前に、GMが最高のパートナーだろうと語ったことがある。9日にはこうした合併をトランプ氏が支持するかもしれないとまで発言したが、その後、現在はいかなる合併も追求していないと述べ、2018年の財務目標の達成に集中すると付け加えた。

  デトロイトで9日開幕した北米国際自動車ショーでマルキオンネ氏は記者団にイタリア語で「私の理解では、トランプ氏はGMとクライスラーの提携を好むだろうと確信する」と語った。同氏はトランプ氏と直接接触したことはないと述べ、今月20日の大統領就任前に政策についてコメントすることは控えた。

  GMのメアリー・バーラCEOは2015年にマルキオンネ氏が統合を持ち掛けた際、FCAとの合併に関心を示さなかった。バーラ氏は当時、GMが単独で好業績を上げることが可能と発言していた。GMの広報担当トニー・サーボーン氏は同社が今も当時と同じ立場だと説明した。

  トランプ氏は9日、FCAが前日発表したミシガン州とオハイオ州の工場への10億ドル投資と2000人の追加雇用などを称賛した。マルキオンネ氏はこれらの投資について、既に進行中であり、トランプ氏からの批判を避けるために発表したわけではないと述べた。

原題:Marchionne Suggests Trump Might Support Merger With Rival GM (2)(抜粋)

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