CQSインベストメント・マネジメント(本社ロンドン)の旗艦ヘッジファンドは、昨年の成績がプラス30.4%と2012年以来の好成績を記録した。事情に詳しい関係者2人が明らかにした。

  マイケル・ヒンツ氏が運用する「CQSディレクショナル・オポチュニティーズ・ファンド」(運用資産28億ドル=約3250億円)は、クレジット関連取引が3月に利益を生み出しリターンが向上したと、関係者のうちの1人が非公開情報だとして匿名で明かした。CQSの為替取引は11月、米大統領選でのドナルド・トランプ氏の予想外の勝利によるボラティリティ(変動性)が追い風となった。

  ヒンツ氏(63)の同ファンドは15年はマイナス8%近い成績と低迷したが、多くのヘッジファンド同様に昨年は回復。ユーリカヘッジがまとめた暫定データによると、16年の業界成績はプラスで約4.5%だった。CQS旗艦ファンドの3月のリターンはプラス16.3%と、月間ベースで過去最高を記録。エネルギーや資源業界の回復を受け、仕組みおよび企業クレジット関連取引が利益を生み出した。

  11月にプラス6.1%の成績となったのは、対円でのドル・ロング(買い持ち)戦略が米大統領選の結果を受けてうまくいったためだと、CQSは同月の投資家向け書簡で説明済み。ヒンツ氏が1999年に創業した同社全体では約120億ドルを運用している。

原題:Hintze’s Hedge Fund Said to Surge 30% in Best Year Since 2012(抜粋)

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