9日の新興市場では通貨と株式相場が下落。原油相場が下落する中、トルコと韓国の政治的リスクの高まりを嫌気し、新興市場資産への投資意欲が後退した。

  南北朝鮮の緊張の高まりとトルコでの憲法改正をめぐる動きを受け、MSCI新興市場通貨指数は低下。トルコ・リラは過去最安値を更新した。利上げ観測が高まる中、トレーダーらは同国中銀による通貨防衛の決意を試している。また、原油相場の下落に伴いエネルギー関連株が下げ、MSCI新興市場指数は昨年12月22日以来の大幅下落。

通貨

  • MSCI新興市場通貨指数は前週末比0.3%低下
  • トルコ・リラは1.8%安と年初からの下げを拡大
  • 韓国ウォンは2カ月ぶり大幅安
  • ブラジル・レアルは上昇。ブラジル石油公社(ペトロブラス)は債券発行計画を明らかにした

株式

  • MSCI新興市場指数は0.3%低下。原油相場は約5週間ぶりの大幅下落となった
  • サウジアラビアの指標タダウル全株指数は2週間ぶり低水準
  • 米州の主要株価指数の中でメキシコ株の下げが目立った。一方、ブラジルのボベスパ指数は上昇。鉄鉱石生産のヴァーレが高い


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原題:Emerging-Market Currencies, Stocks Slump Amid Political Turmoil(抜粋)

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