9日の米国債市場では全ての年限で相場が上昇。英国のメイ首相が、欧州連合(EU)離脱後にはEUと新たな関係が必要になるとの見解を示したことで、同首相が欧州単一市場へのアクセスを断念するとの懸念が強まった。

  期間が短めの債券の上昇で弱気ポジションの一部はリスクが高まる可能性がある。商品先物取引委員会(CFTC)によれば、ヘッジファンドマネジャーなど大口投機家による5年債先物の下落を見込んだポジションは、3日終了週に過去最高となる41万1000枚に増加した。

  ニューヨーク時間午後4時59分現在、10年債利回りは前週末比6ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下の2.37%。

  英国のメイ首相は8日、英スカイニューズとのインタビューで、欧州の単一市場アクセスの断念を意味することになっても、移民流入管理と立法の権限回復が欧州連合(EU)離脱における優先事項だとの見解を示した。

  米財務省は今週、3年、10年、30年債の入札を実施する。

  米経済指標では生産者物価指数(PPI)や小売売上高、ミシガン大学消費者マインド指数などが発表される。

原題:Treasuries Gain as Fresh Brexit Risk Drives Demand for Haven(抜粋)
原題:May Signals U.K. to Quit Single Market to Curb Immigration (1)(抜粋)

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