9日のニューヨーク外国為替市場ではドルが反落。アジア市場の取引時間帯に上昇したものの、ロンドン市場での値決めを前にマクロ系投資家から売りが出て、下げに転じた。リスクを選好する動きが弱く、押し目での買いは手控えられた。

  トロントのトレーダーによれば、ロンドン時間午後4時の値決め直前にドルは複数の通貨に対して一段と下落。ただ、ドル売り自体はさほど大きくなかったという。ドル売りはロンドン市場の終了近くまで続き、その後に売りが弱まり、商いも細った。

  ニューヨーク時間午後5時現在、ドルは円に対して0.9%下落して1ドル=116円03銭。一時は115円96銭まで下げた。ドルはユーロに対して0.4%安の1ユーロ=1.0574ドル。ブルームバーグ・ドル・スポット指数は0.1%低下した。

  ロンドンのトレーダーによると、リスク選好は依然として弱く、損切り注文をしっかりと維持している。新年入りし、市場参加者は今後のために利益を上げようとしているが、1月は「奇妙」あるいは難しい月として認識されているという。ロンドンの複数のトレーダーによれば、動きの遅いリアルマネー系の投資家はまだ本格的に市場に戻っていないが、今後数週間に戻ってくるとみられている。

  この日は日本の祝日とロンドンの地下鉄ストの影響で商いが薄くなった可能性もある。
  

原題:Dollar Remains Near Session Low After Early Longs Fold(抜粋)

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