ドイツの昨年11月の鉱工業生産が伸び、2016年を力強く締めくくった公算が高まった。

  独経済省が9日発表した11月の鉱工業生産指数(季節調整済み)は前月比0.4%上昇。ブルームバーグ・ニュースがまとめたエコノミスト予想の中央値は0.6%上昇だった。10月は0.5%上昇に改定された。11月は前年同月比では2.2%上昇。

  独連邦統計局が同日発表した11月の貿易収支によれば、輸出は前月比3.9%、輸入は3.5%それぞれ増えた。

  ドイツは秋に総選挙を控えるほか、英国の欧州連合(EU)離脱交渉開始など困難な一年を迎えるものの、先週発表された一連の経済指標も同国経済の基調的な力強さを示していた。購買担当者指数(PMI)は12月のドイツ経済の拡大ペースが1年ぶりハイペースだったことを示唆。失業者数は減少傾向にあり、インフレ率は1.7%に上昇した。

  デカバンクのエコノミスト、アンドレアス・ショイアレ氏は「ドイツはうまく行っている。経済成長は雇用創出に十分な速さである一方、インフレに緊張感をもたらすほどではない」と述べ、「世界の残り地域の景気押し上げに寄与するほどでないにしても、最適な状況にある」と語った。

  11月は建設が前月比1.5%増でけん引、製造業生産は0.4%増えた。一方、エネルギーは0.4%減少した。

  経済省は電子メールで配布した発表文で「弱かった夏の半期を経て、製造業と建設業、生産が著しく上向いた」とし、「製造業と建設業の受注状況やこれら業種の景況感から、冬の半期の堅調な生産の伸びは約束されている」と指摘した。

原題:German Industrial Output Rises in Sign of Economic Strength (1)(抜粋)

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