モルガン・スタンレーとスイスのUBSグループは、中国での証券合弁会社への出資を拡大する方向で現地提携先と交渉している。事情に詳しい複数の関係者が明らかにした。中国ビジネスへの信頼を強めている兆しとみられる。

  交渉は部外秘だとして関係者が匿名を条件に語ったところによると、両行はそれぞれ、現行の規制で上限とされる49%への出資比率引き上げを協議中。UBSは現在、中国の国内株売買免許を持つ証券合弁会社に約25%出資。モルガン・スタンレーは主に投資銀行サービスや調査を手掛ける合弁会社の33%を保有している。関係者の1人によると、UBSは保有するコールオプションの行使を通じ、複数の株主から持ち分を買い取ることについて昨年以降、交渉している。

  UBSのアクセル・ウェーバー会長は9日、上海からブルームバーグテレビジョンとのインタビューに応じ、「交渉は進行中だ。それ以上については言えない」とコメント。「中国での基盤拡大やプレゼンス向上に強い関心を持っており、長期にわたる安定したプレゼンスを中国で築きたい」と語った。

  両行の広報担当者はいずれもコメントを控えた。両行の計画に関しては8日に米紙ウォールストリート・ジャーナルが伝えた。
  

原題:Morgan Stanley, UBS Said to Plan Boosting China JV Stakes (1)(抜粋)

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