サマーズ元米財務長官は8日、トランプ次期米大統領の政策提案について複数の面から攻撃し、規制緩和が金融危機再発につながる恐れがあると警告した。

  サマーズ氏はFOXニュース・チャンネルとのインタビューで「金融など幾つかの分野での規制緩和は大いに危険だ」と述べ、「略奪的な融資の時代や銀行がレバレッジを過剰に高める時代に誰が戻りたいだろうか」と語った。

  オバマ政権で国家経済会議(NEC)委員長、クリントン政権で財務長官を務めたサマーズ氏はまた、トランプ氏の保護主義姿勢に言及。メキシコ・ペソがトランプ氏の姿勢を受けて既に大幅下落し、メキシコの製造業者は米国の競合企業に対して優位に立っている状況についてサマーズ氏は「オハイオ州とメキシコのどちらの立地にするかを検討するどの企業も、メキシコの方が2割安いと受け止めている。米国には極めて不利だ」と指摘した。

  現在は米ハーバード大学教授を務めるサマーズ氏はさらに、トランプ氏の法人税減税案も批判。「不平等が大いに高まる」とともにドル高につながり、米輸出業者と従業員にさらなる打撃を与えかねないと述べた。
  

原題:Summers Warns of Financial-Crisis Risk From Trump Economic Plans(抜粋)

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