6日のニューヨーク外国為替市場ではドルが3日ぶりに上昇した。朝方発表された米雇用統計でまずまずの雇用増が示されたほか、賃金上昇圧力の可能性があるとみられたことが背景。

  主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は0.6%上昇。この日の為替取引は低調だった。欧州の多くの取引所が祝日だったことも薄商いにつながった。ドルは特に円に対して上昇した。

  クリーブランド連銀のメスター総裁は雇用統計の内容を「かなりまともな内容」と述べた。シカゴ連銀のエバンス総裁は「2回の利上げは理不尽な予想ではないとなお考えている」が3回の利上げが「信じ難いともいえない」と述べ、リッチモンド連銀のラッカー総裁は「政策金利は上昇する可能性が高く、今年の展開次第では市場予想よりも積極的に引き上げる必要があるかもしれないというのが私の見解だ」と発言した。

  ロンドンのトレーダーの1人は一部投資家が新たなドルのロングポジションに足を踏み入れた可能性があると指摘。別のトレーダーは来週にもマクロトレーディングを手掛ける投資家がドルロングを建て始めるとみている。

  ニューヨーク時間午後5時現在、ドルは円に対して1.5%上昇して1ドル=117円02銭。ユーロに対しては0.7%上昇して1ユーロ=1.0532ドル。

原題:Dollar-yen Sets Pace as Greenback Pares Weekly Drop After NFP(抜粋)
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